計画は悲観的に、実行は楽観的に(1)

公開日: : 最終更新日:2015/02/04 ビジネス

ビジネスの中でよく言われるのが「計画は悲観的に、実行は楽観的に」ということだ。

事業計画の策定で多く見られるのが、非常に楽観的な計画だ。

例えば、これから起業しようとしている人は、売上が幾らになるかは基本的には分からない。その際、ついつい、大風呂敷を広げて希望的観測で売上高を計算する人が結構多い。

そうすると何が怖いかというと、不必要な固定費をついつい盛り込んでしまいがちだということだ。例えば、必要もないのに事務所を借りたり、事務員を雇ったりしてしまうことはままある。

売上高は企業の血液であり、全てを癒すと言っても過言ではない。ただし、そこには魔力があり、ついつい足元を見失いがちになる。

上記は、起業の場合だが、来季の事業計画策定といった計画策定の作業にも上記は当てはまる。

大前研一氏の「続・企業参謀」でも触れられていたが、ホッケースティック型、つまり成り行きでは下がる一方の業績が来季では上昇に転じるというV字回復型の計画を立ててしまいがちになる。

ややこしいのが、計画は目標を達成する為の様々なプロセスであり、悲観的にしようとすると目標を低くすることにもなりかねないということだ。

そうすると、体育会系の上司から「おまえはやる気がないのか」と言われるのが怖かったり、来年度の予算を削減されるのが怖かったりで、ついつい目標を高く持っていきたくなる。結果として、楽観的な計画を立ててしまうということになる。

目標の未達成で余計に立場を危うくなることが目に見えているのにも関わらずである。

計画は悲観的に、実行は楽観的に(2)へ続く

関連記事

no image

難しいシナジー1

事業間のシナジーは幻想だなんて言う人もいるが、決して極端な言い回しではないと思っている。 勿論

記事を読む

no image

インバスケット対策その3

インバスケット対策その3としてインバスケットのプロセスを振り返ってみる。 インバスケットのプロセス

記事を読む

no image

難しいシナジー2

こういったことは自明なのにも関わらず、多くの店がシナジーという名のもとに、殆ど同じ製品で、似たような

記事を読む

no image

経営者候補を創るインバスケットゲーム

企業には常に優秀なリーダーが求められます。 ときにリーダーは組織を率いて目標に邁進し、様々な障

記事を読む

no image

勉強に走る

どうも、何かに行き詰まったり、どうにか物事を打開したいときに、勉強に走る人って結構多いと思う。 人

記事を読む

no image

インバスケットが開発する能力

シミュレーションゲームの一種であるインバスケットとは、ある特定の事例に対して、実際にその現場にいる人

記事を読む

no image

計画は悲観的に、実行は楽観的に(2)

前回は、計画が楽観的になってしまう可能性について述べたが、それではどうしたらよいのか。 結局は

記事を読む

no image

インバスケットについて

インバスケットとは、決められた役職の人物になりきり、その役職に応じて制限時間の中でより多くの案件を処

記事を読む

no image

仕事中に音楽を流すのはありか

これって既に結論が出ている話なのかも知らんけど、仕事中に音楽を流すのは有りなのか否か。 会社で

記事を読む

no image

テレビは良くてゲームは駄目か(後)

テレビは良くてゲームは駄目か(前)の続き 判断はせいぜいどのチャンネルを選ぶか位である。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

no image
計画は悲観的に、実行は楽観的に(2)

前回は、計画が楽観的になってしまう可能性について述べたが、それではどう

no image
計画は悲観的に、実行は楽観的に(1)

ビジネスの中でよく言われるのが「計画は悲観的に、実行は楽観的に」という

no image
難しいシナジー2

こういったことは自明なのにも関わらず、多くの店がシナジーという名のもと

no image
難しいシナジー1

事業間のシナジーは幻想だなんて言う人もいるが、決して極端な言い回しでは

no image
インバスケット対策その3

インバスケット対策その3としてインバスケットのプロセスを振り返ってみる

→もっと見る

PAGE TOP ↑