インバスケット思考の罠(続き)

インバスケット思考の罠の続き

しかし、そもそもインバスケットの目的は人の思考面をアセスメントすることにある。

はじめに評価項目(ディメンジョン)をいくつか決めた上で、その評価項目に評点が落とし込めるように作られるのがインバスケットなのである。

アセスメントする対象の能力を向上させることを目的としている訳ではないのである。

そもそもの能力の研鑽を目的としないものをあたかもそうであるように扱うには、論理をこねくり回さなくてはならないし、内容は複雑なものとなるのは、自明の理なのだ。

もう一つは、インバスケットは、もともとが業務遂行、特に組織の動かし方をアセスメントするものなので、対象とする能力はそういった”管理的な能力”に限られるということだ。

はっきり言ってインバスケットは機能が分化されたライン組織の大会社の管理職としての能力を観察することは得意だが、近年重要視されるアントプレナーシップ的な能力のアセスメントすることは無理である。

アントプレナーシップ的な能力で言えば、真っ先にに挙げられるのが創造、革新的な能力である。

人材アセスメントの評価項目(ディメンジョン)でも創造性や革新性が盛り込まれることはあるものの、それがインバスケットで評価されることは殆ど無い。

組織を動かすことことを重要視する傾向の強い大会社の管理職を選抜することがインバスケットひいては人材アセスメントの目的であるし、そのように作られているからである。

恐らく、演習作成者もそのようにしか作れないだろう。

その他の演習、例えば分析発表演習や方針立案演習ではみる人がみれば評価できると思われるが、殆どがサラリーマンであるアセッサーに見抜けるのか、それはちょっと分からない。

まとめると、インバスケット本は昇進試験対策として買うのが最も良いだろうと思われる。

自己啓発の為に買う人も、まあ無駄にはならないだろう。

新しく事業を起こしたい人にとっては、もう少し別な本がおすすめである。

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コメント

  1. Umihanic より:

    That’s the peefcrt insight in a thread like this.