計画は悲観的に、実行は楽観的に(1)

ビジネスの中でよく言われるのが「計画は悲観的に、実行は楽観的に」ということだ。

事業計画の策定で多く見られるのが、非常に楽観的な計画だ。

例えば、これから起業しようとしている人は、売上が幾らになるかは基本的には分からない。その際、ついつい、大風呂敷を広げて希望的観測で売上高を計算する人が結構多い。

そうすると何が怖いかというと、不必要な固定費をついつい盛り込んでしまいがちだということだ。例えば、必要もないのに事務所を借りたり、事務員を雇ったりしてしまうことはままある。

売上高は企業の血液であり、全てを癒すと言っても過言ではない。ただし、そこには魔力があり、ついつい足元を見失いがちになる。

上記は、起業の場合だが、来季の事業計画策定といった計画策定の作業にも上記は当てはまる。

大前研一氏の「続・企業参謀」でも触れられていたが、ホッケースティック型、つまり成り行きでは下がる一方の業績が来季では上昇に転じるというV字回復型の計画を立ててしまいがちになる。

ややこしいのが、計画は目標を達成する為の様々なプロセスであり、悲観的にしようとすると目標を低くすることにもなりかねないということだ。

そうすると、体育会系の上司から「おまえはやる気がないのか」と言われるのが怖かったり、来年度の予算を削減されるのが怖かったりで、ついつい目標を高く持っていきたくなる。結果として、楽観的な計画を立ててしまうということになる。

目標の未達成で余計に立場を危うくなることが目に見えているのにも関わらずである。

計画は悲観的に、実行は楽観的に(2)へ続く

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