難しいシナジー2

こういったことは自明なのにも関わらず、多くの店がシナジーという名のもとに、殆ど同じ製品で、似たような顧客を狙っている。そもそも、テイクアウト店が繁盛している為、事業を拡大しようとしているのであるから、最大限シナジーを生かそうとするのも無理もない。

しかし、全く違う市場と違う製品・サービスに進出しているのにも関わらず、同じように売れるというのは少々傲慢だろう。上記の例をそのまま援用した場合、主婦が好むものと一人暮らしのサラリーマンが好むものは全く違う。

おそらく、そんなことは最初から分かっていると事業者は言うだろう。

しかし、多くのテイクアウト店は、近くに飲食店を構える。オーナーが行き来できる範囲で店を構えるのだろう。これも人的なシナジーを目的としていると言えるかも知れない。

同じ地域内で、別の顧客をターゲットにするというのは、それだけで悪いとは言えないし、名前が知られていればそれなりの集客効果は望めるだろう。しかし、本当に市場規模があるのかどうかという点では、いささか見込みが甘い。

市場があるところに製品やサービスを投下するのが本質的な商売なのにも関わらず、製品やサービスがあれば市場が生まれると思っているのだ。

では、どうしたら成功する可能性が高められるのか。

基本的な考えとしては、テイクアウトの店を別の地域で展開する方がよいだろう。

資金があれば、直営店、なければフランチャイズという選択肢も考えられる。

そちらのほうが、リスクが高いように見えて、無謀な多角化に走るよりずっと成功の可能性は高い。

ブランドや、ノウハウ、原材料の仕入等、いくらでもシナジーが発揮できるはずだ。

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